うなぎの世界

400年の歴史が育んだ、浜名湖の食文化

浜名湖うなぎの歴史

時代を超えて愛され続ける理由

江戸時代

浜名湖でのうなぎ漁が記録に残る。天竜川から流れ込む栄養豊富な水が、うなぎの生育に最適な環境を作り出していた。

明治時代

浜名湖周辺で本格的な養殖が始まる。天然のうなぎに匹敵する品質の養殖うなぎが生産されるようになる。

昭和時代

東海道本線の開通など交通網の発達により、浜名湖のうなぎが全国に知られるようになる。多くの料理人がその味を求めて訪れる。

現代

伝統の技を守りながらも、現代の食文化に合わせた進化を続ける。国内外から多くの観光客が浜名湖のうなぎを求めて訪れる人気スポットに。

浜名湖うなぎの特徴

他の産地とは違う、浜名湖ならではの味

うなぎの蒲焼き

肉厚で脂の乗りが抜群

浜名湖のうなぎは、他の産地のうなぎと比べて身が厚く、しっかりとした食感が特徴です。これは浜名湖の汽水という独特な環境によるもので、適度な塩分がうなぎの身を引き締め、甘みのある脂をのせるのに最適な条件となっています。

蒲焼きにしたときの「カリッとした表面」と「ふわっとした身」の対比は、まさに絶品です。

美味しい理由: 遠州灘からの海水と天竜川からの淡水が混ざる汽水環境が、プランクトンを豊富に育み、それを餌とするうなぎが自然と身が引き締まり、脂が甘くなるのです。

伝統的な調理法

浜名湖流のうなぎの楽しみ方

蒲焼き

蒲焼き

うなぎの代表料理。串に刺して開き、タレを何度も塗りながら丁寧に焼き上げます。浜名湖流は甘めのタレが特徴で、ご飯との相性も抜群です。

白焼き

白焼き

タレをつけずに塩だけで焼き上げたシンプルな調理法。うなぎ本来の味と香りを楽しめます。わさびやおろしポン酢でいただくのが浜名湖流です。

肝吸い

肝吸い

うなぎの肝を使った贅沢な吸い物。くせがなく、深い味わいが特徴。蒲焼きや白焼きの後にいただくと、口の中がすっきりとします。

うな重

うな重

蒲焼きを重箱に入れた華やかな一膳。特別な日やお祝いの席でよく登場します。浜名湖では地元産のうなぎを使った贅沢なうな重が人気です。

おいしい食べ方のコツ

浜名湖のうなぎをより一層味わうために

「ひつまぶし」風の楽しみ方

名古屋名物のひつまぶしは浜名湖でも楽しめます。刻みうなぎをご飯にのせ、最初はそのまま、次は薬味を添えて、最後はお出汁をかけてお茶漬け風にと、3段階で味わうのが定番です。

一膳で三度の美味しさを楽しめる、うなぎファンにはたまらない食べ方です。

ポイント: 蒲焼きは熱いうちにいただくのが一番。タレの香ばしさとうなぎの脂が口の中で溶け合う瞬間をお見逃しなく。

うなぎの美味しい食べ方